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第八回 育児ストレスを増幅させないために気をつけたい4つのポイント

育児は楽しい。子供と触れ合い、その成長ぶりを喜ぶことはパパやママをはじめ育児に関わる人にとって何よりのご褒美。その反面、言葉や常識が通じない子供と関わることは、大人にとって結構なストレスとなることがあります。

「わけのわからない子供の相手をするより、わけのわからない大人を怒鳴る方がよっぽど楽だ」 とは1歳のお子さんを持つパパから聞いた言葉ですが、意思疎通がうまくできない子供とのコミュニケーションは大人とのそれとは大きく違うわけです。

ただでさえコミュニケーション上のストレスを抱える可能性のある育児。その上に「こうするべき」「こうした方がよい」というプレッシャーがのしかかってきたりすると、「楽しい」なんていってられない状況に陥ることも...。

そこで今回は子育てを経験した、または経験中のパパ・ママから聞いた育児ストレスにつながる可能性のあるポイントをお伝えします。事前に、あるいは早期に心の準備をしておくだけでも育児への負担感を減らせるかもしれませんよ。


■ミルクについて(母乳か、粉ミルクか、混合か)

母乳がいい。粉ミルクがいい。googleで検索してみると驚くほど沢山の意見や文章が...。ちょっと読んでいくだけでも「●●宗教」とか「烙印」とか「●●失格」とか、センセーショナルなキーワードが踊っています。「本来は●●であるべき」「●●の方が絶対に楽」なーんて、決めつけ文章も沢山あるので、正直お腹いっぱい...。

パパやママにとどまらず、双方の両親、友人、産院などステークホルダーがそれぞれ独自の考えを持ち、暗に(時には声高に)その主張を通そうと働きかけてくることもあったりする、ある意味とっても面倒なお話。

我が家はどうするのか、ということは事前に話合っておき共通認識を持っていた方がよいでしょう。そして実際にその方針で行こうと思っても、やってみたら思い通りにいかないこともしばしば。柔軟に方針転換することも必要になるかもしれません。


■オムツについて(紙か、布か、なしか)

コスト、手間、履き心地、かぶれなど...。ミルク同様に比較され、どっちがいいの?と悩みやすいのがこれ。一時期テレビでも取り上げられた「おむつなし育児」なんてのもあって、何がなにやら。

パパやママはどうやって育ってきたのか、そしてどう子供を育てていきたいのか、それはなぜなのか。そのあたりを話あってみると、自分たちなりの回答が見えてくるかも。

「目的を考えてみる。育児に関するものは概して『子供のため』に帰結することが多い。
ではどういう状態が『子供のため』に良いのか」

「我が家ではその答えを『ママが一番やりやすくて、ストレスをためない方法』にした。ママがストレスをためると、そのイライラは子供に伝わり影響を及ぼす可能性がある。ママがストレスをためずに心に余裕がある状態であることが、『子供のため』につながる。」これはあるパパから聞いた育児に関する決めごとをするときの方法。

「●●が正しい」というものは一度疑ってみて、自分たちにとってのベストな選択をしていけるとよいかもしれません。


■成長の度合いについて(ハイハイ、歩く月齢など)

声を出すようになるのは、ハイハイしだすのは、立つのは、歩くのは。目安となる月齢は育児本や雑誌などに載っています。この目安と子供を比較をすると「うちの子は早い(えっへん!)」「うちの子遅い(不安...)」というものが必ずといっていいほど出てきます。

二人目の孫誕生を喜んだおじいちゃんが、一人目の孫と比較をして「あの子はいつ●●したっけ?」とパパに聞いたら、パパがイラっとして「孫同士を比較するもんじゃないよ、気になるのはわかるけど」と諭されたという話を聞いたことがありますが、パパママに限らず、子供の成長ぶりを何かと比較してしまうことはやりがちです。

同じ顔の人も、同じ体の構造の人もいないように、子供の成長度合も千差万別。育児本の情報や身近な子供の成長ぶりを参考にすることはあっても、比較まではしないように心がけてみる。そんなスタンスは素敵ですよね。


■テレビについて(いつでも見せる、特定の番組だけ、張付け用など)

パパはテレビをあまり見ない、ママはテレビが大好き。子供に日中テレビを見せている状態に対してパパはちょっと疑問を感じながらもそのままで...。そんな話もよく聞きます。

「テレビなんてぶっちゃけ必要ないでしょ」と思っているパパも、一日中子供と二人きりになってみると、トイレに行きたいときに「テレビの前に張付けになってほしい!」と切実に思う気持ちが理解できるようになったりして。

パパとママがお互いの考え方を尊重しあいながら、テレビとの付き合い方を決めていくとよいかもしれません。


いかがでしたか?特に一人目の育児は何もかもが初めてで、周囲の考え方に流されてしまうこともあるかもしれません。それでも、自分たちはどんな育児をしていきたいのか、それは誰のためなのか、を考えた上で自分たちなりの結論が導きだせると良いですよね。

PROFILE

篠原広高さん

HIROTAKA SHINOHARA

週3会社、週4育児・家事な生活に挑戦している27歳。
元旦生まれの娘、5歳年 上の奥さんと3人で、東京 の西の方で生活中。「仕事最優先、子供苦手、家事やらない」だったのが、娘の誕生から 「家族時間最優先、子供大好き、家事やらせてください」な価値観に 180度転換しちゃったヒトです。


掲載メディア情報:NHK総合『クローズアップ現代』 10月5日、 朝日新聞 8月23日・6月18日、読売新聞 6月5日、NHKラジオ 6月4日放送
Bloghttp://ameblo.jp/sunaf/
twitter公式アカウント@sunaf


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