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第三回「パパが育児に関わるようになる4つのきっかけ」 イクメン特集

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PHOTO by:☂CharlotteSpeaks


こんにちは、篠原です。最近はインタビュアーとして様々なパパから仕事や育児・家事についてお話を聞く機会が増えました。「どれくらい育児・家事に関わっているのか」 、「こだわりはあるのか」、「仕事とのバランスはどうとっているのか」、「ママとの関係性はどうなのか」などなど。リアルな話を聞いて回っています。

いろいろなお話を聞いていく中で、ある共通点が見えてきました。
それはどんなパパにも「育児や家事に関わろう」とマインドが変わった瞬間があるということ。

「行動」が変わる前に、「思考」が変わる瞬間がある。

そこで今回は、インタビューする中で見えてきた「パパが育児に関わるようになる4つのきっかけ」をまとめてみます。


■ママからの一言

共働きで子供が生まれてからは、夫婦で育児・家事を分担して行っていたAさん。

Aさんは営業職でかなり忙しい働き方をしていました。深夜まで残業をして帰ることも当たり前の生活。それでも奥さんも働いているということもあり、空いた時間で家事をしたり、オムツを替えたり、自分なりやるべきことをちゃんとやっているという自負があります。

ある時、夫婦で家族向けのイベントに参加する機会がありました。そこではワークライフバランスや父親の育児参加のテーマでの講演が。講師の方は行政機関の首長に近い方で、育休を取得して積極的に育児に関わっている父親でした。

Aさんは講演を聴き終えた後、"我が家の家事・育児分担の割合"について奥さんが一体どう思っているのか気になり、聞いてみました。すると奥さんからは「うちは1:9だね」という答えが(!)

時間を何とかやりくりしながら、協力していたので、自分としては「5:5」とは言わないまでも、「4:6」の割合くらいは関わっているつもりだったのに・・・

自分が想像している以上にママが負担を感じていることを知ったAさんは、平日の朝や夜にも今まで以上に積極的に育児や家事に関わるようになったそうです。

他にもテレビでやっていた父親の育児特集を見たママから「あなたはイクメンじゃないよね」と言われてショックを受けたパパも。

パパが自分で判断をしている「育児・家事参加度」とママが感じているそれは往々にして大きな開きがあることがあります。このあたりは実際に話をしてみないとわからないんですよね。

最も身近な存在であるママからの一言は、パパの自己満足的な認識の甘さを痛感させ、胸に突き刺したりもするんですねえ。このあたり、実に興味深いところです。


■子供が生まれる経験

立会い出産をするにせよ、しないにせよ、子供が生まれるという体験はパパにとっても非常に刺激的な経験です。

「子供が生まれたときに、自分の肩に重く圧し掛かるものを感じた」
「この子を自分が守るんだ、という意識がわいた」
「自分は親父のようにはならない!と改めて強く意識をした」

子供が生まれたその日を境に、意識が大きく変わり育児・家事に関わり始めるパパも多いようです。

ポイントとして、このような意識の変換は「結婚をしたとき」、「ママの妊娠を知ったとき」に起こることは少ないということです。結婚をしたとき、ママの妊娠を知ったとき(あるいは妊娠中)は、パパの実感としては生活が変わることがないからなのでしょうね。

(もちろんパパによって個人差がありますよ!)


■子供の成長を目の当たりにしたとき

子供の成長はとても早いもの。 ちょっと前まで出来なかったことが、突然出来るようになったり、表情が変わったり、体調もすぐに良くなったり悪くなったりします。

「1週間前は言葉を発さなかったのに、もう喃語をしゃべっている」
「久しぶりに起きているわが子をみたら、ハイハイしてる」
「出張から帰ったら、別人のように成長していた」

そんな瞬間に立ち会うと、自分が子供の成長にほとんど関わっていないことにハッと気づいて「このままじゃ駄目だ・・・」と思うパパもいます。

保育園・幼稚園や小学校にはいると、親子だけの時間というのは当然ながら減っていくので、その前の時期にだけでも、そこに行っていない時間だけでも「できるだけ子供の成長に関わりたい」、そんな感情が生まれてくるようです。


■自分のロールモデルとなるパパの存在をしったとき

尊敬する上司やビジネスパーソンから気付かせてもらうというパターンもあります。

「尊敬しているメンターが家族をとても大切にしていて、自分の生活を振り返った」
「上司が育児や家事を当たり前にこなす人で、自分もそうなりたいと思った」
「知り合った人が自分よりも忙しいにも関わらず、家事に協力的だった」

育児や家事とは全く関係ないところで得た気付きが、自分の生活を振り返らせるきっかけとなったりもするのです。

いかがでしたか?あなたの彼氏さん、旦那さん、はたまたお父様はどれかに当てはまりましたか?

パパによっては、「一生懸命仕事をしてお金を稼いで、家族を養うのが何よりの本分。育児や家事は奥さんに任せています」という人もいれば、「仕事が忙しすぎて育児どころではない・・・でも本当はもう少し関わりたい」という人も。仕事と家庭のバランスの状況や理想は一人ひとり違います。

もちろんママの考えも、「家のことは私に任せて!パパは外で頑張って!」という人から「育児も家事も二人で分担するのが当たり前だよね」という人まで様々。

正解なんてものはありませんが、もし今のパートナーに「もうちょっと協力して欲しいなあ」と思っている方がいらっしゃれば参考にしてみては!?(笑)

PROFILE

篠原広高さん

HIROTAKA SHINOHARA

週3会社、週4育児・家事な生活に挑戦している26歳。
元旦生まれの娘、5歳年上の奥さんと3人で、東京 の西の方で生活中。「仕事最優先、子供苦手、家事やらない」だったのが、娘の誕生から 「家族時間最優先、子供大好き、家事やらせてください」な価値観に 180度転換しちゃったヒトです。


掲載メディア情報:NHK総合『クローズアップ現代』 10月5日、 朝日新聞 8月23日・6月18日、読売新聞 6月5日、NHKラジオ 6月4日放送
Bloghttp://ameblo.jp/sunaf/
twitter公式アカウント@sunaf


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